PCAGIP法の勉強会を開催しました

去る6月14日にウイングス京都でPCAGIP法の勉強会を開催しました。4名の会員の方の参加をいただきました。PCAGIP法の解説と事例検討の具体的な進め方とコツを共有し、それを基にサンプル事例1件を検討しました。

PCAGIP法が従来の事例検討と大きく異なる特徴は、

  • 事例提供者をつるし上げない、被告人にしない
  • お互いに批判しない、意見を聴きあう→心理的安全性の確保
  • 質問者はメモを取らない。セッションに集中する
  • 事例提供者にギフト(お土産)を持って帰ってもらう
  • 結論は出なくて良い⇒“答えは事例検討者の中にある”

といったところです。

参加者からは、

1)事例検討の方法として、グループ行うのでメンバーの中で相補完するような質問が出てきて、新鮮に感じた。

2 )事例提供者を深堀していく中で、バイアスが入っていく可能性がある中で、ニュートラルでいられることの難しさを感じた。

といった感想をいただきました。

ファシリテーターを務めた私の目からも、質問者が順繰りに質問を重ねていく中でインスパイアされていくのがよくわかりました。質問セッションの狙いは、

  • 参加者のアセスメント力をつけること
  • 提供者の課題の整理をすること

にありまして、当日の事例検討もまさにその方向に沿って行くものとなりました。

(CCNK会員 西さんより報告)